<![CDATA[PACかわら版]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/ Mon, 19 Aug 2019 01:57:27 +0900 Fri, 26 Jul 2019 10:00:00 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[舞台照明の機材(4) カッタースポット【その3】]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/07/26/106 さて、実は【その2】まででカッタースポット全体に関して書いてないことがあります。

それは…

 

「ネタや、カッターの向きが、照射される左右上下とすべて逆になる。」

 

ということです。つまり【その2】で書いてあった

 

例1)上側のハネ入れて―!

例2)下手側をもう少し切ってー!

例3)下側のカッターあけてー!

 

は実は

 

例1)照射された下側を切ってほしい。

例2)照射された上手側を切ってほしい。

例3)照射された上側を広げてほしい。

 

なんです。つまり、仮に上右下左をABCDとすると

SF_Cutting001

Cを切るとAが切れる

 

SF_cutting002.jpg

 

同様にBを切るとDが切れる。

 

SF_cutting003.jpg

 

となります。

 

ネタも同じように自分が見てわかるように入れると…

SFGobo002.png

 

こうなります…。

SF_Parm02.jpg 

なので、自分から見てこのように入れます。

SFGobo001.png SF_Parm01.jpg

 

 

 

で、ネタの方向がわからなくなったら、

 

縦に一回反転、横に一回反転

SFGobo_ani.gif

 

してやるときちんとした絵で出ます。

 

【その4】へ続く。

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Fri, 26 Jul 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[わからないことがわからない症候群]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/07/19/120 かわら版をご覧の皆さま、こんにちは!
IT委員の高橋です。

先日仕込をしていて、このような光景を目にしました。

先輩「これ違ってるよ!わからなかったら聞いてよ!」
新人(わかっていると思って作業したのだけれど…)

新人さんとしては以前教わった仕事と同じだと思い教わった通りに作業した。
先輩としては以前とは状況が違うので状況に合わせた作業を期待した。
あるあるの光景ではないですか?
この「わからなかったら聞いて」という言葉、なかなかにやっかいな言葉です。

若手が業務を行っていく中で出てきた疑問点、「わからないこと」を先輩に質問する。これは何の問題もありません。
ところが、疑問を持たずに作業をしていたのに、先輩の目から見るとてんで違うことをしている。「わからなかったら確認してから作業しよう」などと言われる。これは自分が「わかっていない」ということを認識出来ていない状態です。

先輩にいくら「わからなかったら聞いてよ!」と言われても、自分がわかっていないことがわからなかったのです。この状態を[わからないことがわからない症候群]と私が勝手に名前を付けました。

自分が何がわからないのかわからないので、都度確認するしかないのかと確認すれば、
「自分で考えて」もしくは「前に説明してるでしょ」
自分で考えていいのか?と自分で判断すれば、
「違う。勝手に判断するな」
挙句には「もっと臨機応変に」

ここまで来ると頭の中は大混乱です。

かく言う私も新人の頃はとても要領のいいタイプではなく、「思い込みで動くな」と「臨機応変に」の狭間で苦しんだものでした。

では、[わからないことがわからない症候群]から脱却するにはどうしたら良いのでしょう。

私の経験から言えることは、数をたくさんこなす。色んな場所でこなす。色んな先輩と一緒に仕事をする。そうしている内に自分には何がわかって何がわからないのか、はっきりとしてくるのではないでしょうか。つまりは場数です。
紐の結び方一つとっても様々な結び方があり、状況に応じて最適解が変わります。
ケーブルの引き回し方だって一つではありません。

催事の打ち合わせを行い仕込図を作り、機材を仕込んで調整を行い本番のオペレートをする。その全てに経験や知識の引き出しが必要です。
時間と労力をかけて技術を自分のものにする。そうすることによってはじめてお客様の「こうしたい」というご要望に応えることが出来るようになるのでしょう。

 


 

㈱パシフィックアートセンターは、劇場、ホールの舞台設備、照明、音響、映像まで舞台技術をトータルサポートする会社です

 

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Fri, 19 Jul 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[舞台照明の機材(4) カッタースポット【その2】]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/06/24/105 カッタースポットの構造を見ていきましょう。写真はソースフォーになります。

SF_3Part.jpg

 まずは

●光源部

横から見て、楕円形のミラーがあります。その中央に、光源となる電球が入る穴があります。

反射された光が効率よく前方に行くような形になっています。最近はここをLEDに置き換えることができるモジュールも出てきてます。

(LEDモジュールに関しまして、実物が手元にないので申し訳ございませんが、「ソースフォー + LED」などで検索してみてください。)

 

 

SF_LampHouse02.jpg

SF_LampHouse03.jpg

 

●カッター部

カッター(Cutter)そのものズバリ、カッターです。ITOは別でカッターをつけなければいけませんでしたが、ほぼ大体のカッタースポットに標準であるものです。

カッターと言っても切るものは光ですので、光を透過しない金属で出来てます。通常、上下左右の4枚のプレートで構成されています。

上記写真の金属プレートがカッターに当たります。通常、「カッター」や形状から「ハネ(羽根)」という言い方が多いです。たまに「ブレード(blade)」という言い方もあります。

また、これらは「入れる」「切る」「開ける」という表現をします。

SF_Cutter01.jpg

 

例1)上側のハネ入れて―!

例2)下手側をもう少し切ってー!

例3)下側のカッターあけてー!

 

こんな感じです。

 

 

カッター部には実はスロットがあります。

SF_Slot.jpg

ソースフォーは2ヵ所、ほかの機材にも少なくとも1か所のスロットがあります。

ここは何に使うと思いますか?

 

ココこそ、【その1】で最初に書いた「絵」や「模様」を出すところなのです。

ここに、金属、またはガラスで作られた、絵や模様が書かれたものを専用のホルダーにいれ、このスロットに入れるのです。

その絵や模様は、既成品と呼ばれるもの~自作のアルミ版加工モノ(規格内で作られたもの)など入れることができます。

また、そのような絵や模様のことを、「ネタ」、「Gobo(ゴボ)」と呼んでます。

Gobo-4.jpg

SF_GoboHolder03.jpg

SF_HolderSet01.jpg

SF_HolderSet02.jpg

 

●レンズ部

何枚かのレンズから構成されています。レンズの枚数、レンズの厚み、レンズ間の距離などは、そのスポットを何度の角度にするかで決まってきます。

(写真はソースフォー36°のレンズです。)

 

SF_Lens.jpg

 

また、レンズを前後させることでぼかすことができます。光源から遠くするとアウトフォーカス(外ボケ)になり、青くボケます、「青ボケ」といいます。

逆に光源側にレンズを移動させるとインフォーカス(内ボケ)になり、赤くボケます、「赤ボケ」といいます。

※写真ではわかりにくいと思います。(実際、機材が手元にある方はやってみてください。)

akaboke

(赤ボケです。)

aoboke

(青ボケです。)

 

 

 

先程、「レンズの枚数、レンズの厚み、レンズ間の距離などは、そのスポットを何度の角度にするか」…おや?

 と思われた方がいらっしゃると思います。

 実はこれらのスポットは、大きさを変えることができないのです。(※一部、もしくはある手段を除く(後述します))

なので、目的に合わせた角度を持つスポットを選択しなくてはなりません。

ソーズフォーを例に出すと、19°、26°、36°、50°というようにレンズの角度が分かれています。

 

またレンズの枚数は角度によって決まると書きましたが、枚数が増えるということは、実は光量が落ちるということです。

過去の製品では、1Kwの電球を使っているにも関わらず、あまり明るさが出ないということがありました。

現在は、そこまで明るさが落ちるということがありません。ミラーの反射効率などかなり良くなってます。

 

※プロファイルスポットは、外せるところは外しても問題ありませんが、どう考えても「分解」行為になると光の出方が変わってきますので、分解しなければならないような修理は、各メーカーで行ってもらいましょう。

 

【その3】に続く

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Mon, 24 Jun 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[令和になってもテストはなくならない]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/06/17/119 かわら版をご覧のみなさま、こんにちは!
令和の時代も幕をあけ、日射しも暖かく過ごしやすい日が多くなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

PACのホームページはPACのIT委員会という所が管理しているのですが、こちらのかわら版も数名のIT委員が持ち回りで書いています。
改めて自己紹介をさせて下さい。私はIT委員の高橋と申します。
普段はホールで音響の仕事をしています。

私事なのですが、この4月に勤務地が異動になりました。
引き継ぎも落ち着いてきて、日々の業務のペースが掴めてきた頃合いです。
異動先のホールでは4月入社の新人さんが二人います。
新人さん達ががむしゃらに頑張っているなか、先輩の私がこんなことを言うのは大変心苦しいのですが、

私、ちょっと5月病です

…。さて私の話はこのくらいにしまして、折角なのでその新人さんの話をしましょう。

 

先日次の催事の準備をしようと音響室に向かっていた所、舞台上で照明の新人さん(わたさんとしましょう)がホリゾント幕とスポットライトとカラーフィルターを使って色の番号を勉強していました。

 190528_reiwa_2.jpg

スポットライトに色を入れて番号を唱え、じっとホリゾント幕を見つめる。
色を入れ替えてまた番号を唱え、ホリゾントを見つめる。
また色を入れ替え番号を唱え…変えては番号を唱え…

(ささやくような声で)パーゴ…(85番のこと、紫っぽい色)
ナナサン…(73番ブルー系)
サンパチ…(38番オレンジっぽい色)

 

なんでも色の番号を覚えられたかどうか照明の先輩が後からテストをしてくれるのだそう。
テスト。懐かしい響きです。
きっとわたさんは学生の頃も英単語などを覚える時には単語カードに英語と日本語を書いて、めくっては唱え、めくっては唱え…としていたのかもしれません。(勝手な想像をしました)

わたさん、テスト頑張ってね。

 

 


 

㈱パシフィックアートセンターは、劇場、ホールの舞台設備、照明、音響、映像まで舞台技術をトータルサポートする会社です

 

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Mon, 17 Jun 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[フルハーネス特別講習 始まっています]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/04/17/118 20192月より『フルハーネス型墜落制止用器具特別講習』が始まっています。
厚生労働省は昨年6月に労働安全衛生施行令の一部を改正しました。


これにより201921日以降、
「高さ2メートル以上での作業において墜落・転落の危険性がある場合などに着用する安全帯」が
「墜落制止用器具」に変更されました。

一定の高さ以上の作業では「フルハーネス型墜落制止用器具」の着用が、
「フルハーネス型制止用器具の作業を行う作業者」に対しては特別教育が
義務付けられました。
昨年からは『足場の組立て等作業従事者特別教育』が始まっています。

講師は亀山安全管理室長です。
安全教育は「自分たちの身を守るため」と全員が主役であると、
他人事ではないことを強調します。
「誰も痛い思いはしたくはないし、誰も痛い思いをさせてはならない」と講習の意義を説きました。
講習は座学のほかに、実際にフルハーネスを着用する実技も行われています。

谷沢製作所様の協力を得て、
フルハーネスのデモ機の貸出しだけではなく、
担当者からは直接の実技指導もいただいています。

実技講習では、フルハーネスを試着し、装着具合を確認のために、
亀山室長がランヤードを引っ張ります。
「きつく締める」「もっときつく」と亀山室長の声に熱がこもると、
参加者からは「ここまで締めるのか」と驚きの声が上がります。


装着が緩かったり、フルハーネスと身体にすき間があると、
万一落下した場合、フルハーネスから身体がすり抜ける可能性を指摘しました。

「今日の講習を忘れずに、現場で実践を」と実践の重要性を唱え、講習をまとめました。
安全安心には会社の命運が懸かっており、人生も生活も守られています。

万一でも重篤な事故や災害が発生した場合、
建設業の事例により罰せられるなど、監督指導を受けることも考えられます。
どこがどのように法改正されたのかを知り、
もしもの事が起こらないよう、日々の業務に活かすための『特別講習』です。

 

㈱パシフィックアートセンターでは、品質方針にもとづき、
常に安全を最優先し業務にあたっております。

 

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Wed, 17 Apr 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[2020年度定期採用 会社説明会が始まりました]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/04/12/117 3月26日、サンシティ越谷市民ホール小ホールにおいて、
2020年度の定期採用の会社説明会が行われました。

40名ほどの学生が、遠くは北海道からも参加しました。
会社の雰囲気はなかなかサイトだけでは分かりません。

採用担当者からは会社概要をはじめ、
給与、休日、内定までの過程、配属の考え方などを説明しました。

また、入社後の研修制度、奨学金返済支援制度などの福利厚生、
キャリアパスについても説明しました。
参加学生のみなさんは、説明を熱心に聞き入っていました。

 

 

また、ホールにある舞台機構、音響室、調光室も見学し、
将来の職場になるかもしれないと思いを馳せている様子でした。 
質疑応答のコーナーには、現役社員も参加し、
素朴な質問にも回答しました。

好きなアーチストが来ることもあります。
楽しむのは観覧料を支払ったお客様と肝に銘じ、
割り切って対応するのがプロだと心得を説きました。
最後に、縁があっても、縁がなかったとしても、
これからの就職活動にエールを送りました。

4月5月にも会社説明会を予定しています。
こちらの下記ページをご確認ください。
http://www.pacnet.co.jp/recruit/regular2020.html

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Fri, 12 Apr 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[音響部会ワークショップ「ピアノへのマイキング、その音の違いと注意点」が開催されました]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/04/10/116 PACでは、舞台部会・照明部会・音響部会と、それぞれの部会が定期的に社員向けにワークショップを開催しています。今回は音響部会主催のワークショップ「ピアノへのマイキング、その音の違いと注意点」へお邪魔しました。

 ステージ上にピアノが1台

ステージ上にYAMAHAのピアノが1台。スピーカーが仮設されており、色々な種類のマイクが用意されています。

色んな種類のマイク

ピアノの生音を聞いている参加者

まず始めにピアノの生音を聞きましょうとのことで、参加者皆でピアノを囲んでいる所です。

楽器のどの部分からどのような音が出ているのか、知ることが大切なのですね。

 

そしてマイクを立てて聞き比べ。

今回用意されていたマイクは、SM-57、C414、C451B、C480B、DPA4099、山彦などでした。

ピアノへマイクキング

音を聞き比べ

参加者は若手から中堅まで幅広く参加していましたが、(ベテランの方は主に教える方で参加されていました)皆熱心に耳をすませて音を聞いていました。

さらにいくつかのマイクを組み合わせて使う時の工夫や、「山彦」というピックアップマイクの扱い方などの説明がありました。

質疑応答では実際音響の業務を行っていく中での疑問点などがいくつか上がり、そのような意味でも有意義な時間だったようです。

ワークショップ終了後、参加者のお一人に話を聞きました。

参加者「普段これだけの種類のマイクを揃えて聞き比べをすることは中々出来ないので、この機会に音を聴けて良かったです。今度自分が所属するホールでピアノ拡声がある時に、マイク選びの参考にしたいと思います。」

 

音響さんは普段このようにして色んなマイクの音や色んな楽器、ジャンルの音などを聴いて日常の業務に役立てているのですね。音の違いに耳をすませる様子が印象的でした。

以上、音響部会ワークショップ「ピアノへのマイキング、その音の違いと注意点」の様子をお届け致しました。

 


 

㈱パシフィックアートセンターは、劇場、ホールの舞台設備、照明、音響、映像まで舞台技術をトータルサポートする会社です

 

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Wed, 10 Apr 2019 10:00:00 +0900
<![CDATA[4名が参加しました。「マイクケーブル・8の字巻グランプリ2019」]]> http://www.pacnet.co.jp/blog/2019/04/03/115 3月1日に行われた
「マイクケーブル・8の字巻グランプリ2019」に、
社員4名が参加しました。

決勝大会にはシードを含めて2名が参加しましたが、
残念ながら優勝、準優勝には手が届きませんでした。

これは、2月27日、28日、3月1日と
3日間にわたり幕張メッセで開催された
「ライブ・エンターテイメントEXPO」の関連イベントです。

 

ルールは簡単。
20メートルのマイクケーブルを巻き、速さ・確実さ・美しさ・作業姿を競うもの。

カメラ目線、笑顔も加点対象になる場合もあると審査員長。
1本のケーブルを20秒で巻くのが目安です。
実はこれがなかなか難しい。


 

予選、決勝大会2本、優勝戦では3本のケーブルを巻きます。
本来は人前でしない作業を今回だけは人前で行います。
裏方がハレの表舞台へという訳です。
3人の審査員の採点で順位が決まります。

予選大会には飛び込み参加も入れて16名が出場しました。
花火師、高校生、キャラの濃い出展社関係者も多いに会場を盛り上げました。
上位2名が予選通過のところ、
予選会から出場した3名のうち2名は惜しくも予選5位6位で敗退、
参加賞である好例の静岡銘菓「8の字焼菓子」を手にするに留まりました。

 

 対戦前に、
MCのメロディきみえさんから意気込みを聞かれました。

「緊張で手がガチガチ」
「緊張しすぎて笑うしかない」
「緊張しています」
「花粉症です」

と回答していた参加者も、
普段の業務でも人に見られているつもりで、
平常心で臨むことが大事であると実感したようです。
次回のリベンジを誓って反省会会場に消えていきました。