フォロースポットを扱う部屋となります。 ホールの後方上部に位置することが多いです。ホールの構造によっては、シーリング室や映写室と併設されていることがあります。別名センタールーム、フォロースポットルームなどとも呼称します。
フォロースポットを扱う部屋となります。
ホールの後方上部に位置することが多いです。ホールの構造によっては、シーリング室や映写室と併設されていることがあります。別名センタールーム、フォロースポットルームなどとも呼称します。
舞台から見たピンルーム(美浜文化会館)
まず、フォロースポットとは何か説明しないと、この部屋の意味が分からないと思われますので、簡単にフォロースポットの説明からさせていただます。
●フォロースポット―Follow Spot
(別名ピンスポット(略称ピンスポ)、センター)
ピンスポット
Followの単語からわかるように、演者を追っかけて演者を明るく見せ、際立たせるためのスポット、人力で演者を追っかける。つまり演者が動けばその動きにあわせて動かすスポットのこと。(詳しくは後日、舞台用語集にピンスポットを掲載いたします。)
ピンスポットのサイズとして、明るさによってサイズが若干異なりますが、ほぼ長さ1.5~2mくらい、幅90センチ~1.2mくらいだと思ってください。また、横軸、縦軸によって舞台上を縦横無尽に動かすことができます。つまり約2mの円とは言いませんが、それに近い可動範囲になります。360°回ることはありませんが...。
大きなホールになると、このピンスポットが3本~(一本、二本と数えてます。)小さいホールでは1~2本というところでしょうか?そうなるとこの可動範囲に見合った専用の場所が必要になります。そこでホールにはピンルームが設計されています。
ピンルームでは、催事によって使用本数が変わりますが、各ピンスポットごとにオペレーターが付いて、演者をフォローしていくのです。
近年はガラス張りのピンルームが多いですが、場所によっては、シーリングと併設の場合は、金網張りだったり、ピンルームの位置が低いところでは、
部屋の舞台側にピンスポットの照明を出せる穴が開いているだけの部屋もあります。
(写真は森のホール21)