舞台部会ワークショップ"綱元講習会"

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ホームページをご覧の皆様おはようございます。
照明部会ワークショップ、音響部会ワークショップに続き、舞台部会ワークショップを取材しました。

パシフィックアートセンターには、舞台部会・照明部会・音響部会と技術部会があり、技術力の向上を図るため活動をしています
各部会では事業所でのお困りごとの解決法やノウハウなどを共有し日頃の業務に活かしています。
今回は綱元講習会の一部をご紹介します。

 

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講習会には30名以上の社員が参加し、ベテラン社員を講師として講習会が進められました。
新人社員や若手社員も参加し、日常の業務では得られないものを手にしようと真剣な眼差しを向けていました。

講師陣によるデモンストレーションが終わると、受講者が順番に綱元を操作。
事業所によっては綱元がなく、通常の業務では触れることがない社員も含め、全員が実際に綱元操作することで理解を深めました。

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 ↑ 各バトン(綱元)には指導担当が付き、一人ひとりに対して丁寧に説明を行っていました!

 


舞台部会議長に聞きました。

――今回の講習会の趣旨や目的など教えてください。
「綱元での事故が増えています。それをふまえ、重量物を吊る際、舞台上の補助ロープと綱元の連携で操作する方法に重点を置いた講習会にしました。
そこで段取りや意思疎通を誤ると大事故につながります。自ら仕込み、バラシを行うときはもちろんですが、乗り込みの業者の作業が安全な手順を踏んでいるか監視できることも目的としました」


――講習会の雰囲気はどのような感じでしたか?
「普段、綱元操作に慣れていない受講者は緊張の面持ちで操作にあたりました。
それぞれのバトンに指導者が付くことが出来ましたので、その意味では安心感もあり、落ち着いて理解してもらえたのではないかと思います。個別の質問にも対応できていた点が良かったように思います」


――今後の目標や課題を教えてください。
「いまや綱元を保有するホールも減っています。その中でいかに綱元操作を経験し、技術を身に着けるかは課題です。
教育訓練としての講習会と合わせて、こんどは現場の中で経験の浅い社員がベテラン社員に教わりながら実践を積み重ねていってほしいです。綱元保有のホールでは、管理側の立場から乗り込みのスタッフに助言する場面もあります。音響さん、照明さんも含めたホールスタッフ全員で共通の意識をもって安全監視にあたってもらいたいと思います」

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綱元操作は危険が伴う作業です。事業所によっては綱元がないため普段触れることができず、いざ操作するときに、何ができて何ができないのか、判断しがたい場合があると思います。このような講習会が、安全に綱元作業を行うためには重要なことだと思います。コロナ禍もあってなかなか部会が集まれない時間も長かったですが、こうやって集まって安全への理解を深め、技術力の向上を図る機会が、これからどんどん増えていくと良いですね!

 

 


 


㈱パシフィックアートセンターでは、では、品質方針にもとづき、 常に安全を最優先し業務にあたっております。