1月15日、非常用連絡網訓練を実施しました。
当社は、東京・埼玉・千葉・神奈川の40以上の劇場・会館で、舞台技術サービス、維持管理業務を受託させていただいています。
大地震などが発生した際に、施設の被害状況をいち早く把握することと、多くの勤務地に散らばっている社員の安否確認をすることはとても重要です。
2011年に発生した東日本大震災の際は、インターネットを利用したグループウエアが機能していたので、数時間でほとんどの劇場・会館の様子を本社で把握することができ、被害のあった会館をマネージャーが直接訪問するなど、素早い行動をとることができました。
しかし、グループウエアが麻痺することも想定されるため、そのような場合でも迅速に情報収集できるよう、当社では毎年、1月17日(阪神淡路大震災のあった日)前後と、8月1日に、非常用連絡網の訓練を実施しています。
この日は朝10時に東京を震源とする大地震が発生したという設定で、全社員→チーフ→本社に連絡するという訓練をおこないました。
現場では、実際に地震が起きたわけではないので、催事の空き時間を利用して本社に連絡します。
本社では安否が確認できたら、ロッカーに張り出した記入用紙に確認情報を書き込んでいき、情報を共有します。
午後4時過ぎに、全ての劇場・会館から連絡が入り、訓練は無事終了しました。
ちなみに、当社の危機管理マニュアルは、防災アドバイザー山村武彦氏の著書「本当に使える企業防災 危機管理マニュアルのつくり方」を参考に2008年に作成し、改定を重ね現在は第7版を使用しています。