マニュアル・カゲアナ原稿

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当社はホール管理を主な業務としていますが、備品管理や本番対応だけはで無く、
お客様の利便性向上の一環として、マニュアルの作成なども行っています。

今回はその一例をご紹介致します。

録音マニュアル.jpg

とあるホールの録音マニュアル表です。
機材に付いてくるマニュアルでは、言葉が難解だったり、必要な情報をすぐに探せなかったりするので、こうしてご利用者向けに新たに簡易マニュアルを作成しています。
と言うのも、本番時に録音依頼がある催事も多いのですが、ホールによってはご利用者に録音作業をお願いする事があります。勿論、事前に音響スタッフからの操作レクチャーはあるのですが、それでも見たことの無い機材や慣れない作業で不安になってしまう方も多いです。そんな時、説明と一緒にこのマニュアルをお渡しすると、不安も拭え、安心して操作が出来ると喜びの声を頂いています。本番の前に操作方法の見直しも出来る為、より万全な状態で本番を迎える事が出来るようです。
自分達がホールの機材を使いこなせる様になる事も大事ですが、実際に使う人の目線に立ち、誰でも使えるようマニュアル化していく事も大切な業務の一つです。

影アナ原稿.jpg

こちらは場内アナウンス用原稿例です。
アナウンスをする内容は、基本的には主催者でご用意される事も多いのですが、催事運営に慣れてない方だと、ご用意されていない事があります。「どの様にアナウンスしたら良いのかがわからない」とお困りの声も多い為、ホール側で一般的なアナウンス原稿をご用意させて頂いております。
また、場内アナウンス用マイクは、地震や火災発生時に緊急放送として利用されることがあります。緊急放送は、必要に応じて主催者に入れて貰う事が多いのですが、基本的には予期せぬ出来事なので、咄嗟にその場で文面を考える事は中々難しかったりします。その為、事前にホールで緊急放送用に原稿があると、すぐにアナウンスを入れて貰えるので、その後の避難行動に移るまでスムーズに対応することが出来ます。

一つ一つは小さい事かもしれませんが、様々な状況を想定しておく事で、ご利用者の利便性向上や催事の成功に繋がります。使いやすい、次回またこの場所を使いたい、と感じて頂けるホールになるよう、今後も改善を重ねて行ければと思っています。

 


㈱パシフィックアートセンターは、劇場、ホールの舞台設備、照明、音響、映像まで舞台技術をトータルサポートする会社です