PAC LIVE Voiceをご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
2024年8月1日より新富から築地へ拠点を移したPAC本社。
しばらくは一部機能を新富オフィスとして残した状態で稼働しておりましたが、2025年1月25日、金鵄ビルからも撤退し、ついに引っ越し完了となりました。
▲金鵄ビルと寂しそうな背中のぱっくのすけ
本社が金鵄ビルに移転したのは2002年10月。
コロナ渦の2021年1月に本社分散化を経て、金鵄ビル6階の執務エリアの面積は、フロアの一面から一角に。
以前のオフィスを知る社員が立ち寄ると、「こんなになっちゃったの...!」なんていう声も多く聞こえました。
私が現場から本社へ異動してきたのは2021年の夏頃ですので、筆者個人としては縮小後のオフィスしか存じ上げませんが、慣れ親しんだ場所とのお別れには、感慨深さを感じてしまいます。
▲空っぽになった新富オフィス
ここで、新富という場所についての昔話をひとつ。
江戸時代から歌舞伎を牽引してきた「江戸三座」。
その一つである守田座が、明治時代に浅草から新富に移転し「新富座」と名を変えました。
その後、関東大震災により焼失していますが、金鵄ビルからすぐ近くの新富座の跡地には、京橋税務署が建ち、現在も説明板が設置されています。
新富という地は、PACのアイデンティティともいえる日本の古典芸能と深いゆかりのある場所でもあったんですね。
そんな金鵄ビル・新富の地からは少しだけ離れてしまいますが、同じく中央区の築地へと足をのばし、これからのPACの歩みを進めてまいります。
これまでの歴史を、確かに近くに感じながら。
▲ありがとう、金鵄ビル!