高所作業時における落下物対策

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ブリッジや脚立、すのこ作業など高所作業時には、物を落下させないように、あらかじめポケットの中身やボールペン等の持ち物を置いてからのぼるのが、我々舞台業界での常識になっています。

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ブリッジや脚立、すのこ作業など高所作業時には、物を落下させないように、あらかじめポケットの中身やボールペン等の持ち物を置いてからのぼるのが、我々舞台業界での常識になっています。

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すのこやブリッジで高所作業をする際、安全のために舞台上には人がいない事が望ましいですが、少ない仕込み時間の中、各部署並行して作業することも実際には少なくありません。
そんな時に万が一高所から物が落ちて来たら・・大事故につながる事は想像に難くないでしょう。

各人が常に気を引き締め、周りにも声掛けを行いながら作業にあたる事が基本とはなりますが、ヒューマンエラーを補うべく各事業所が対策に取り組んでおりますので、その一部をご紹介いたします。

 


 

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上の写真は大ホールギャラリーへつながるエレベーター内の注意書きです。
こちらの写真のホールでは、ギャラリーへ行くのにほとんどの場合エレベーターを使いますので、ギャラリーへ上がる人に目に付くよう工夫しています。
また、ギャラリーへ上がると安全帯の入っている箱の中に必要の無い工具、持ち物などを入れられるようにしています。


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こちらは別のホールですが、エレベーターの外扉に張ってある注意書きです。
乗り込みのスタッフが高所作業をする際に必ず劇場スタッフに声をかけることにより、落下物に対しての注意を促すことが出来ます。


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こちらは作業した後の忘れ物についての注意書きです。
忘れ物にも注意が必要です。ギャラリーやブリッジ等は足元の暗い中作業することが多いですから、次に上がる人が気付かず蹴ってしまうと落下事故につながっていまいます。


作業に必要な道具を持って上がるケースもあります。

こちらは落下防止策の例です。

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ワイヤレスインカムが体から落ちないよう、安全帯にセーフティワイヤーを取り付け、ワイヤーにワイヤレスインカムをかけています。


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PAC機材センターでは、前かがみになっても落ちないよう、ホルスター式のトランシーバーを使用しています。


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メガネをかけている人は汗をかいたりすると滑って落ちやすくなることから、このようなストッパーをつけて工夫している人もいます。


 

以上、取り組みの一部ではありましたが、ご紹介させて頂きました。

㈱パシフィックアートセンターでは、品質方針にもとづき、常に安全を最優先にし業務にあたっております。