前回記事:社員向けGrandMA2研修が行われています もご参照下さい。
PACでは社員向けの研修として、営業所の一室を利用して、GrandMA2の実機を使った初級者向け研修を行っています。
研修指導を担当しているのは、技術統括本部照明公演セクションのスタッフ。
参加者は、入社1・2年目の若手社員がほとんど。
研修は、2日間(1日4時間、計8時間)コースで、1人ないし2人に1台の実機を割り当てて行っていきます。
研修は、まず指導役がコンテンツごとにレクチャーを交えながら実機を操作していき、その様子を参加者はじっくりと観察。
その後、参加者は見て学んだことを、実際に実機を使いながら操作方法を取得していきます。
1タームは60分から80分程度で構成してあり、適宜休憩時間を挟みつつ、質問の時間もあわせて設けて、最後にその日学んだ内容を実機上ですべて使って、研修を終えていく流れです。
内容は、基本的な知識・機能や操作方法の習得のほかに、使っていて陥りやすい操作ミスや知っておくと後々便利なひと工夫などが、説明の中のあちらこちらにちりばめられていて、初級者向けとは思えない充実したものになっていて、2日間の講習を終えるときには、基本的な操作がほとんどできるようなプログラム構成になっています。
参加した若手社員は、普段の勤務先や現場で実機をこれだけの時間、占有して使えることはなかなかないことから、この時とばかりに必死に操作を繰り返し、テクニックを身につけようと頑張っていました。
また、少しでも疑問があれば積極的に質問をぶつけ、その場でなんとかクリアしようとしていて、その姿勢に、頼もしささえ感じられる研修になっていました。
今回、学んだことをしっかりと自分のものにするには、勤務先や自宅に戻ってからの復習や自主トレーニングなどの繰り返し操作が大変重要なのは明らかです。ただ、実機を使った復習や自主トレーニング機会は、普段の現場対応をしなければならず、そう多くはありません。
そこで、参加者に自身のPC上に実機と同様の操作ができるソフトをインストールしてトレーニングしてもらうほかに、この実機研修と並行して、実機研修で学んだ内容をコンテンツごとにまとめたオリジナル動画コンテンツをWeb上に用意して閲覧できるように、研修環境の充実も進めています。
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