当社では多くの施設から業務をいただき、施設と利用者の満足のために心を砕いています。一体どんな人たちが働いているのかという声もあり、仕事柄なかなか表には出ることない事業所の社員に「心意気」を聴くことができました。
音響OP.heic東京国際フォーラムは、東京の中心・丸の内に位置する、大小８つのホールと31の会議室・ガラス棟・地上広場から構成されています。
コンサートやミュージカルをはじめ、国際会議・企業イベント・医療系学会など、様々な用途・目的に対応した施設です。1997年の開館当初から弊社が舞台技術とその管理を担当しています。
事業所の様子などを、スタッフリーダーの山本さんにインタビューしました。
ーこの施設の特徴を教えてください。
ホールA・Cでは、コンサートや芝居、ミュージカル等で、平土間であるホールB5・B7・D1・D5・D7・Eでは、企業の商品発表会やシンポジウム等で主に利用されることが多いです。
さらに、複数のホールを同時に利用することも可能です。国際会議や医療系学会、クラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」等では、ガラス棟も含めた全館利用での対応もしています。
舟の形が印象的なガラス棟は、CMやドラマの撮影地として使用されていることもあります。
事業所の特徴として、まずスタッフの人数の多さが挙げられます。
また、催事の内容がこれほど多種多様にわたる事業所はPACの事業所の中でも珍しく、それぞれに応じた舞台技術の提供が求められます。
ガラス棟を見上げる：退勤時（夜）はとくに美しいです。
ー各チームの業務内容などの特徴やモチベーション等について教えてください。
音響・照明チームは、ホールだけではなく地上広場等の屋外催事では仮設機材を使用して、自分たちでプランニングをすることができます。
お客様の意向に沿った、音や明かりをデザインする現場を経験し成功体験を得ることが、モチベーションの向上や維持に繋がっています。
2023年 ラ・フォル・ジュルネ 地上広場仕込み
舞台チームは、コンサートやミュージカル、芝居などの操作盤を担当し、舞台監督さんのキューに合わせて、機構の操作をします。
本番に携わる機会も多いので、常に積み上げてきた経験値を最大限に活かせるように各自努力しています。
TM（テクニカルマネージャー）チームは、舞台知識のないお客様に対しても催事が円滑に進むようにご提案したり、
お客様のご要望に応えたり、本番の急なトラブル等にも対処したりと、テクニカルチームとお客様の架け橋となっています。
映像、同時通訳も常駐技術者が在籍しており、テクニカル部分を一貫してお受けすることが可能です。
ホールA トラス仕込み
照明仕込み
PAC事務所
ーお客様と接する上で心がけていることはありますか。
お客様のご希望に沿った形でイベントや会議を開催できるようにすることを第一に心がけています。
一般企業や学会の利用も多く、舞台技術や進行においてノウハウをもっていないお客様でも安心して利用していただけるよう、
PACのスタッフ同士あるいは東京国際フォーラム常駐の他のサービス会社様と連携しサポートを行っています。
また、本番中のイレギュラーの発生や現場での追加のオーダー等にも柔軟に対応・フォローできる体制づくりも心がけています。
ーそのために、事業所の組織作りで大切にしていることはありますか？
複数のホールで催事が行われることが多く、また24時間体制で稼働するためシフトも就業時間もバラバラで、同じ事務所内ですがしばらく会わない人が発生することも多いです（笑）。
催事ごとに担当のメンバーが変わるため、各セクションのチーフや現場責任者をはじめとした全員、日ごろからメンバー同士の関わりを大切にしています。
情報共有はもちろん、声を掛けあいながら協力しながら、全員が活躍できる組織作りに取り組んでいます。
また業務外では、チームや年代を問わず、親睦会やレクリエーション大会、東京国際フォーラムの営業担当の方や東京国際フォーラム内で働く他社の皆様を交えた親睦会なども行い、仕事をするだけでは得られない交流を図っています。
音響オペレート
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東京国際フォーラムで働く他のPAC社員からは、その他「現場経験の豊富な社員が多い」「たくさんの催事に対するノウハウがある」
「催事の種類が多く、数々の機材を所有しているので、様々なシチュエーションに対応する力が身につく」といった声が上がりました。
ご紹介の通り、多種多様な催事に対応可能な東京国際フォーラム。催事の内容に合わせ、お客様のご要望に沿ったご提案をいたします。