パーライト(Par Light)【後編】
(Parabolic aluminized reflector light(英語Wikiより))
パーライト、シンプルライトなどと品名として言われますが、総称してこの形のものをパーライトと呼びます。
最近一番よく使われる代表的なライトです。呼称としては、パーライト(そのままですが...)が一番通じます。
パーライトの(後編)です。
さて、パーライトの電球を日本では、5N、1Nなどと呼ぶことは(前編)で書きましたが、海外ではどのように呼んでいると思いますか?
実は、海外では500Wナロー、1kwミディアムとは呼ばず、CP61、CP62など呼ぶ国もあります。海外から来るカンパニーとの図面打ち合わせの際には、「CP~」とKey(図面上にて使う機材のマーク及び図形と機材名)に書いてあります。
パーライトの日本名称と海外名称の比較
CP60 |
VNSP PAR 64 Lamp |
Very Narrow Spot. (VN) |
CP61 |
NSP PAR 64 Lamp |
Narrow Spot.(N) |
CP62 |
MFL PAR 64 Lamp |
Medium Flood.(M) |
CP95 |
WFL PAR 64 Lamp |
Wide Flood(W) |
但し、電球のワット数は、同様に「1kw」、「500w」とついてくるので
「CP61 1Kw」
のように表記されます。
●ソースフォーパー
パーライトの種類のなかに「ソースフォーパー(Source Four PAR)」(ETC)があります。構造としてはレイライトに近いものです。ソースフォーというカッタースポットの共通の電球で使え、尚且つレンズも交換できるというものです。ただ、通常のパーライトよりサイズは若干小さいのですが、重量が重いという特徴があります。
※パーライト取り扱いの注意点。
パーライトを取り扱う際に注意しないといけないのは、非常に灯体が熱くなるということです。実際、フォーカスの際、電球より前の部分に触れると火傷をすることもあります。必ず、手袋などの保護具が必要となります。
近年は、同じパーライトでも、LEDパーライトが多くなってきています。LEDパーライトは、便利で電気容量も小さく、色んな色が出せたり、電球パーライトほど熱くなることもないので、普及しています。しかし、電球パーライトも、LEDパーライトにない良さがあります。実際、見比べてみるのも良いでしょう。