舞台を見ていてたまに木の葉の模様や、モヤモヤした模様、スリット、ボーダー、後ろの幕に月だったり風船の絵だったり出てることがあると思います。または、コンサートなどで1灯のスポットから細い光がいっぱい出てるのを見ることもあるかと思います。
舞台を見ていてたまに木の葉の模様や、モヤモヤした模様、スリット、ボーダー、後ろの幕に月だったり風船の絵だったり出てることがあると思います。または、コンサートなどで
1灯のスポットから細い光がいっぱい出てるのを見ることもあるかと思います。
このような絵や模様は「カッタースポット」、(別名「プロファイルスポット」、「エリプソイダルスポット(エリスポ)」)と呼ばれる灯体で光を出してます。
中にはフォロースポット(ピンスポット)などの機材も構造が同じようなものなのでProfileに含むこともあるようですが、ここでは「フォロースポット(ピンスポット)」として別のものとして扱わせて頂きます。またマシンスポットなどもProfileに含まれますが、ここではカッターを持つカッタースポットをメインに話を進めさせていただきます・(以降カッタースポットと表記させていただきます。)
よく聞く機材として、ソースフォー、RIKURI、ITOなどがあります。
(ただし、ITOに関しては現在も使われてますが、生産されていません。)
ソーズフォー
ITO
呼称としては、ほぼそのものずばり機材名、ソースフォーなら「ソーズフォー」、ITOなら「アイティーオー」、もしくは(私の周りでは)「カッタースポット」というのがが多いようです。
上記で、聞きなれない単語が出てきてると思いますので、それぞれの単語の訳をまず...。
◎プロファイル(Profile)...輪郭,外形
◎エリプソイダル(ellipsoidal)...楕円の
という意味になります。
楕円?何が楕円だと思いますか?
...
正解は、光源を反射させるミラーの形状です。(というのを実はこの記事を書くにあたり初めて知りました...。)
裏から見るとこんな感じ。
また上記のProfileの輪郭、外形は、トツなどよりさらにはっきりした輪郭が出ることからです。
構造としては、大きく2つの部分から成り立っていて、光源部、カッター部、レンズ部という形に分けられます。
(これは3つのパーツを組み合わせてできているという意味ではありません。あくまで、構造として3つの部分に分けれるということです。)
次回、構造を見ていきます。
【その2】へ続く。