このハウリング音を発生させないように調整することも音響の大切な業務です。
事前の準備としては、状況に合わせたマイクを選択する、マイクとスピーカーを出来る限り条件の良い位置に設置する、適切なボリュームを設定する、などが挙げられます。
グラフィックイコライザ(GEQ)などを使用してハウリングポイントを抑制することもよく行われる方法です。
このように準備をしておき、本番でハウリングが起きないよう調整しています。
動画ではピンマイクとスピーカーを使用し実際にハウリングが起こる所、さらにグラフィックイコライザ(GEQ)を使用し調整を行う所を撮っています。
始めに画面左側にあるピンマイクのフェーダーを+5dBまで上げた時にはハウリングを起こしていますが、各周波数(ハウリングポイント)を調整した後にはハウリングを起こさなくなっているのがご覧いただけますでしょうか。
「キーン」というようなハウリングの音が鳴りますので、音量にご注意下さい。
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