責任者のための綱元研修会in三郷市文化会館

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この記事は2016年3月に公開されました。

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3月15日三郷市文化会館小ホールにて「責任者のための綱元研修会」が行われました。

 

綱元とは、劇場・ホールのバトンを、電動ではなく手動で昇降させる装置の操作部を言います。

いたってシンプルな構造ですが、重量物を扱うため、操作方法を間違えると大きな事故に繋がってしまいます。そのため、操作方法を熟知した人しか操作することはできません。

 

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これまでにも舞台部会所属者を対象とした綱元研修会はたびたび開催してきましたが、今回は各ホールの責任者が対象です。

ホールでは舞台スタッフ以外の照明・音響スタッフも、吊り物の昇降時には監視の役割につくのが普通です。

監視をする際に、綱元の正しい操作方法の知識をもつことで、より安全を確保できるため、今回このような研修会の開催となりました。

 

ベテラン社員でも、電動バトンしかないホール(新しいホールはほとんどそうです)に所属してきた社員や、綱元は舞台スタッフしか扱わないような劇場に所属してきた社員だと、まったく綱元の操作経験のない人もいます。

 

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綱の絡め方、綱を引くときの体重のかけ方、鎮(しず:カウンターウエイト)の乗せ方といった基礎から始まり、吊り荷よりも鎮が重い場合の操作方法、逆に吊り荷の方が重い場合の操作方法を、交替しながら約3時間、手取り足取り大変密度の高い研修でした。

 

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講習を受けた社員の一人は「今まで深く考えずに最初に教わった通りにやってきたつもりだけど、一つ一つの動作にちゃんと意味があるんですね。わかると面白い!」と言っていました。

 

クロージングで、講師が「今回覚えたことを、みなさん各ホールに帰って、所属社員に教えてください」と締めて、研修は終了となりました。

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