照明 ピンスポットライト

  1. TOP
  2. PAC LIVE Voice
  3. 舞台用語集
  4. 照明 ピンスポットライト

今回は、ピンスポットライトについて紹介します。

コンサート等によく行かれる方は知っている方も多いのではないでしょうか? 「スポットを手動で操作して舞台上にいる演者やものを照らす照明器具」のことを指します。 ホールや劇場にあるピンスポットライトの大半は、ホールの客席上部に設置されている「ピンルーム」という部屋に置かれています。又は、舞台全体の明かりを操作する調光室やCLに設置されていることもあります。

舞台用語_ピンスポ_1.jpgピンスポットライト

ピンスポットライトの右側に操作担当者が座り、スポットライトを点けます。

スポットライトを動かして、舞台上の演者(又は対象物)に照明を当てていきます。

実際に操作する時はスポットライトを動かすだけでなく、ピンスポットライトの上部にあるレバーも使わなくてはなりません。

舞台用語_ピンスポ_2.jpg

ピンスポットライトを振る姿勢

舞台用語_ピンスポ_3.jpg

① アイリスシャッター

・・・光(照射円)のサイズを変えるレバー。

コンサートで、歌手の上半身(顔~バストアップ)を当てている所から

全身を当てるようにサイズを大きくする。等

舞台用語_ピンスポ_5.jpg

 

② カッター

・・・光の照射をカットするためのレバー。

照射している範囲を狭めることが可能。

舞台用語_ピンスポ_6.jpg

 

 

③ ダウザー

・・・光の明るさを調整するレバー。

これにより自然に、スポットライトを点灯することができる。

不点灯の状態を0%の明るさとしたら...

舞台用語_ピンスポ_7.jpg

 

一般的に、スポットライトに全身が入るサイズで人物を当てます。

舞台用語_ピンスポ_8.jpg

 

コンサート等なら、その曲の雰囲気に合わせて上半身のみを当てることもあります。

バラートや演歌などしっとりとした曲で使われていることが多いです。

   舞台用語_ピンスポ_9.jpg

イラストのみでは伝わりにくい部分もあるので、実際に動画にしてみました。

 

https://youtu.be/Xfyg3lsmXR0

 

撮影協力:東京国際フォーラム

 


 

㈱パシフィックアートセンターは、劇場、ホールの舞台設備、照明、音響、映像まで舞台技術をトータルサポートする会社です