コンサート等によく行かれる方は知っている方も多いのではないでしょうか? 「スポットを手動で操作して舞台上にいる演者やものを照らす照明器具」のことを指します。 ホールや劇場にあるピンスポットライトの大半は、ホールの客席上部に設置されている「ピンルーム」という部屋に置かれています。又は、舞台全体の明かりを操作する調光室やCLに設置されていることもあります。
ピンスポットライト
ピンスポットライトの右側に操作担当者が座り、スポットライトを点けます。
スポットライトを動かして、舞台上の演者(又は対象物)に照明を当てていきます。
実際に操作する時はスポットライトを動かすだけでなく、ピンスポットライトの上部にあるレバーも使わなくてはなりません。
↑ピンスポットライトを振る姿勢
① アイリスシャッター
・・・光(照射円)のサイズを変えるレバー。
コンサートで、歌手の上半身(顔~バストアップ)を当てている所から
全身を当てるようにサイズを大きくする。等
② カッター
・・・光の照射をカットするためのレバー。
照射している範囲を狭めることが可能。
③ ダウザー
・・・光の明るさを調整するレバー。
これにより自然に、スポットライトを点灯することができる。
不点灯の状態を0%の明るさとしたら...
一般的に、スポットライトに全身が入るサイズで人物を当てます。
コンサート等なら、その曲の雰囲気に合わせて上半身のみを当てることもあります。
バラートや演歌などしっとりとした曲で使われていることが多いです。
イラストのみでは伝わりにくい部分もあるので、実際に動画にしてみました。
撮影協力:東京国際フォーラム
㈱パシフィックアートセンターは、劇場、ホールの舞台設備、照明、音響、映像まで舞台技術をトータルサポートする会社です