音響部会ワークショップ・全体会  "事業所の音響システムについて理解を深めるための勉強会"

  1. TOP
  2. PAC LIVE Voice
  3. 研修体験
  4. 音響部会ワークショップ・全体会  "事業所の音響システムについて理解を深めるための勉強会"

パシフィックアートセンターには、舞台部会・照明部会・音響部会と技術部会があり、技術力の向上を図るため活動をしています
各部会では事業所でのお困りごとの解決法やノウハウなどを共有し日頃の業務に活かしています。
音響部会ワークショップ・全体会が行われ、その様子やまとめをお届けします。

今回のワークショップは「事業所の音響システム(以下、システム)について理解を深めるための勉強会」をテーマに開催され、29名の参加となりました。
今年度の音響部会技術目標である「セッティングミスによる不具合ゼロ件」を達成するため、現場で用いられているシステムをきちんと理解したうえで業務を遂行できるようになることが目的です。
*不具合:ここではトラブル等を指します

まずは、自身のホールの簡易的なシステム図を作成しました。
「それでは始めてください!」の声で筆を取り始めたのですが、まるで試験会場で問題を解いている学生のよう。
一通り作成し終えたところで、追加情報を足していきます。
カゲマイクは? ベルは? 音声のデジタル伝送はどの部分が? など、作成したシステム図をより鮮明化させて、音が入ってきてから出るまでのルートを改めて再認識しました。

システムの概要をさらったところで、実際の現場で予想されるミスの洗い出しを行い、グループで共有しました。
CD再生、WL、Amp、SP、収録送りについて考え、思いつく限りの可能性が話し合われました。グループで出た意見をさらに全体で発表、各事業所で行っている対策なども共有しました。
最終的なまとめとして、機材にも人にも確認を怠らないことが大事である、と全員で認識を深めたのではないかと思います。

そこから、実際に現場で起きた不具合を題材としてその原因を考え、グループディスカッションを行いました。
ここでも多くの意見が挙がりましたが、その不具合が発生した最たる原因は一つ。
しかし、複数の原因が考えられたということは、その出てきた数だけ起きる可能性がある、ということを把握しました。

画像 音響ワークショップ②.jpg


最後に、ある事業所の社員より、施工業者作成のシステム設計図の見方をレクチャーしていただきました。それぞれの事業所に戻り、設計図を見返した方も多いのではないでしょうか。

常設機材は、システム電源を押せばほぼ全ての機材が立ち上がり、使用できるようになります。
日々の業務で、ここを押せばいいこういう手順でやればいい、という段取り的な仕事の仕方になっていた部分があったかもしれません。
今回のワークショップを通して、改めて考え直し、学び直すことができたのではないでしょうか。

全体会では、今年度入社された皆さんは初参加! ということで、まずは自己紹介タイム。
その後、グループに分かれてディスカッションを行いました。
今回は、「自身の事業所の紹介と良いところ・音響として催事を行う上で大切にしていること」が主なテーマでした。

事業所紹介では、使用している機材や催事内容について、そもそもどんな場所か、など様々な紹介がありました。
私は、「同じ建物内で下に降りたらコンビニがあることです!」と一言目に紹介してしまいました。
(このありがたさ、わかる方にはわかるかと思います...笑)

大切にしていることは、催事に向けての準備を怠らないこと、お客さんや主催が何をしたいか汲み取り、やりたいことができるように動くこと、スケジュールを守ることなど、皆さんの思いを共有していただきました。

ちなみに今回は62名の参加で、現在の議長になってから最高参加人数だったそうです...!
「こんなに出席率が高くて現場は大丈夫なのか!」と言いながらもたくさんの方と会えてニッコニコな議長が印象的でした。


 


㈱パシフィックアートセンターでは、では、品質方針にもとづき、 常に安全を最優先し業務にあたっております。