2022年度を迎えてから、あっという間にひと月以上が経過してしまいました。
PAC LIVE Voiceをご覧の皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
4月上旬、パシフィックアートセンターでは新入社員の研修を行いました。
安全衛生研修、コンプライアンス研修、ビジネスマナー研修、等々
毎年、入社後1週間程度は新入社員に向けて様々な研修を用意しています。
今回はそんな新入社員研修の中から、「IT研修」と「新人研修会」の様子をピックアップしてお届けしたいと思います。
まずはIT研修。
講師は当社IT委員会が務めます。かく言う私もメンバーの一人!
実際にPCを操作しながら、一緒に進めていきます。
まずは業務で使用する社内グループウェアに皆でログイン。
なかなかスムーズにログインができない方もいましたが、そこは講師陣でしっかりサポート!
また今年は、複数のメンバーでパートを分担して説明を行いました。
SNS使用の際の注意点や情報セキュリティーについて、ネット炎上の事例、
社内グループウェア・ネットワークの使い方、等々。
私も講師の一人として、メールの使い方についてお話ししました。
先方の名前やこちらの名前を明記すること、顔文字を使用しないこと、
CC・BCCの使い方等、ビジネスメールの基本的なマナーをお伝えしました。
そして各パート、説明の後にはちょっとした設問を。
皆さんとてもよく理解してくださっていました。
補足と解説をして、IT研修は終了です。
一社員として、一社会人として、
安全にネットや情報を取り扱い、これからの業務に活用していってもらいたいと思います。
続いては新人研修会。
新人研修会とは、実際にホールを借りて行う技術研修のことで
この研修ウィークの締めくくりとなります。
ベテラン社員が講師、若手先輩社員がアシスタントとなり、
2日間に渡って、実際にホールの舞台設備や備品を使用して技術を伝えていきます。
1日目。
まずは少人数のグループに分かれてホールの中を見学、
の前に、講師のレクチャーのもと貸与物のヘルメットを被ります。
すのこやギャラリーといった高所等、危険箇所も多いホールの中を見て回るので
全員しっかりと装着して、いざ見学へ!
舞台上はもちろん、音響室・調光室、奈落等々、
アシスタントの誘導で、安全に十分気を付けながら巡っていきます。
各場所にいる担当講師が、ホールの構造や危険箇所を含め解説してくれます。
ホールの構造を理解した後は、舞台上に戻って実技の内容に入ります。
ピアノの移動の仕方、脚立の使い方、ナグリ(かなづち)の使い方、照明器具のワイヤーのかけ方、8の字巻、ラッシングベルトの巻き方等、職種を超えて全員が取り組みます。
そして皆で協力して所作台を並べた後は、屏風も立てて、全員で写真撮影。
最後は実際に仕込みをした舞台上で、打ち合わせ表の見方や舞台で起こりうる事故についての説明を受け、1日目は終了です。
そして2日目。
この日は舞台・照明・音響の部署ごとに研修を行いました。
大ホール・小ホールに分かれて、
舞台さんは綱元を操作したり、紗幕を吊ったり、リノリウムを敷いたり。
照明さんは実際に照明の吊り込みをしたり、シュートをしたり。
音響さんは実際に音を出してみたり、ケーブル巻の速さを皆で競ったり。
それぞれの部署で必要となる技術を、より丁寧に教わっていきます。
最後は2日間お世話になった舞台上を、新入社員皆で掃除をして終了です。
研修会はこれにて終了ですが、配属後も分からないことは事業所の先輩社員がしっかり教えてくれます。
このように、入社後の教育的なサポートをしっかりと準備しているので
入社前に専門的なことを学んできた方も、そうでない方も、等しく活躍していくことができます。
新人研修会を終えると、次の日からは新入社員の皆さんはそれぞれの配属事業所へ出勤していきます。
今後は各事業所で実際の現場を体感しながら様々なことを吸収し、
立派な舞台スタッフになっていくことでしょう。