キャリアストーリーVol.06
超一流を見て、触れて、交わして、成長する

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PACでは年齢・性別・学歴・職歴に縛られず様々な人が働いています。
1人ひとりのバックグラウンドは違っても、想いはひとつ。「舞台を通じて、お客様を笑顔にしたい」
その想いを胸に、PAC社員が描くキャリアストーリーをご紹介します。

■プロフィール
立川 大介さん
1997年入社 音響担当
一般大学を卒業。音響部会議長
若手社員研修の中心を担う。

■職歴
江東区文化センター
東京国際フォーラム

※2020年1月当時の情報です。

31歳の挫折。東京国際フォーラムでの仕事

研修会で講師を務めることも多い。

立川大介さんは31歳の時に、東京国際フォーラムに異動してきた。当時は毎月公演場所が変わる地方巡業の仕事で3カ月のツアーに帯同するなど、社内外から認められていたという。そんな折に異動し、半年が過ぎた頃にはTIFでもっとも大きなホールA(5012席)の担当を任された。

「でもね、ここに来て、先輩にその鼻をやんわり折っていただいたんです」と立川さん。先輩のつくる音、仕事に対するアプローチの仕方など、今までの自分はすべてが自分勝手なやり方、自己満足でしかなかったんだと気付かされた。「これじゃあダメだ!」と感じ、もう一度やり直そう、勉強をし直そうと考えた。

勉強し直して成長するための教材が目の前に

昼食の定番ジャポネでは有名人の立川さん。
大盛すぎてこぼれるのも定番。

東京国際フォーラムは、繁忙期には稼働率90%を超え、日本でも有数のホールとして認められている。大小8つのホールと31の会議室があり、催事のジャンルは多種多様。しかもクラシックやジャズといった"生音"も音響の仕事として扱う。

「ここの良さは、一流の音を知ることができること。そして国内外の著名な音響さんと直接話すチャンスがあることです。イチからやり直そうと考えた時、僕はホールAを担当してたのですが、このホールだけはオペレーションする機会がほとんどないのです。そこで、一流の音響さんがどういう風に仕込みをするのか、機材を使ってどういう風に音を調整していくのかなど、技術を見て学ぶことにしました」

興味をもっていろんなホールの音響室に顔を出して回るうちに、著名な音響さんに質問できるようになっていった。音響グループを束ねる今、立川さんのミッションは「フォーラムのブランドに合った音響を育てること」だ。

技術と知識のバリエーションを増やす

われわれの仕事に求められるのは、技術、知識、ホスピタリティだと話す。機材について、音について、音楽についても深い知識が求められる。

「超一流の音響さんがいらっしゃることもあるホールで、僕らが二流だと現場がチグハグになってしまいます。僕らのレベルが上がることで、もっと良い音が出せます」

どの仕事でも同じだが、音響も「できません」「分かりません」と答えることは無責任かつ恰好悪いと立川さんは言う。フォーラムでの仕事は多種多様で、要求レベルは高い。一方で、技術力は上がる。加えて、様々な現場でいろんな人と仕事をして、技術と知識のバリエーションを増やすことで、成長を促していく。

PACのことをもっと知るために