PACでは年齢・性別・学歴・職歴に縛られず様々な人が働いています。
1人ひとりのバックグラウンドは違っても、想いはひとつ。「舞台を通じて、お客様を笑顔にしたい」
その想いを胸に、PAC社員が描くキャリアストーリーをご紹介します。
■プロフィール
山本 雄介さん
2012年入社 照明担当
大阪芸術大学を卒業、文字通り全国を飛び回っている
■職歴
照明公演セクション
※2023年7月当時の情報です。
衝撃の公演
静岡県浜松市の出身。高校生のときに観た『ブラスト!』公演に感銘を受けた。
「照明がとにかく格好よかった」と心を強く揺さぶられた。
『ブラスト!』とはブロードウェイのミュージカル作品。アメリカの南北戦争に起源をもつ伝統的なドラム・コーをショーアップした。
「金管楽器」「打楽器」「ビジュアル・アンサンブル(ダンサー)」という3つのパートから構成され、それぞれが驚異的な演奏・技術・演技を披露する。
何度も観たかったが、チケットは完売で1回だけの鑑賞にとどまった。
しかし、この日から照明を仕事とすると心に決め、芸術系大学へ進学することになった。
「頼んでよかった」と言われると嬉しい

仕事をいただいた他社のデザイナーやクライアントのチーフに「頼んでよかった」「また次もお願いします」と言ってもらえた時に自分の成長を感じる。
時間がないこと、急な変更、天候に左右されること、思い通りにならないことも数え切れないほどある。
しかし、仕事は明るく楽しく、大変な現場の時こそ、楽しむように心がけているという。
追い込まれても、心の余裕は失わない。
どこかで冷静に自分を見ているもう一人の自分がいるのか、それが仕事のクオリティに繋がっているのだろう。
鉄道好き
鉄道好きだ。地元を営業する遠鉄(遠州鉄道)、天浜線(天竜浜名湖鉄道)が原点。
ディーゼル車両、潤滑油の匂い、転車台、車窓に流れ込む風が懐かしい。
「乗り鉄」「撮り鉄」「呑み鉄」...と、最近の鉄道好きには様々あるようだが、とくにこだわりはない。
地方に出張の際は、移動日や休演日を密かな楽しみにしている。
他のツアーメンバーが放置してくれて、余程のことがない限り、移動は好き勝手にさせてもらっていると笑う。
乗車券が硬券の鉄道、スイッチバック、ドアの開閉は乗客が行う車両、プラットフォームが上下線同じの駅、古びた駅舎、終点駅にある車止め、その先に延びる廃線跡...この仕事に就いて知ったという萌えポイント。どことなく郷愁を感じ、遠くまで来たと思う瞬間だ。
これからは後輩社員の育成にも
これからは後輩社員の育成、職場環境の改善が当面の目標。
アフターコロナになり、ありがたいことに現場の数が増加し、大掛かりな現場が増えてきている。
現場に対応するには、ひとりひとりの戦力アップ、技術力アップが必要と語る。
コロナ禍に入社が重なった社員は、現場での経験値がどうしても不足しているため、
後輩社員には、一つでも多くの経験を積んで欲しいと考えている。
がむしゃらに働くだけではなく、環境を良くして、効率良く仕事をして、早々と帰宅できる職場を目指している。
「もちろん自分達の技術向上だけでなく、後輩の育成をしっかりすることが、自分達の働き方改革にもなる」と将来を見据える。
その他のキャリアストーリー
-
- 時間と空間をお客様と作り変える「舞台さん」
- 有働 正道さん 1999年入社 舞台担当
-
- “音”にカタチはないから、先輩を見て学ぶ!
- 川村 咲紀子さん 2015年入社 音響担当
-
- 超一流を見て、触れて、交わして、成長する
- 立川 大介さん 1997年入社 音響担当
-
- 次の機会にも是非この人でと言われるように
- 千坂 茜さん 2017年入社 照明担当
-
- 舞台の生でしか味わえない緊張感と感動
- 羽柴日菜子さん 2018年入社 音響担当
-
- 出演者が気持ちよく舞台に立ってもらえるように
- 有賀 はるなさん 2018年入社 舞台担当
-
- 先輩社員として志すもの
- 及川 正勝さん 1977年入社 照明担当
-
- 大変な現場の時こそ楽しみたい
- 山本 雄介さん 2012年入社 照明担当