キャリアストーリーVol.03
“音”にカタチはないから、先輩を見て学ぶ!

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PACでは年齢・性別・学歴・職歴に縛られず様々な人が働いています。
1人ひとりのバックグラウンドは違っても、想いはひとつ。「舞台を通じて、お客様を笑顔にしたい」
その想いを胸に、PAC社員が描くキャリアストーリーをご紹介します。

■プロフィール
川村 咲紀子さん
2015年入社 音響担当
一般大学出身、吹奏楽部で活躍

■職歴
松戸市民劇場
森のホール21
東京国際フォーラム

※2020年1月当時の情報です。

新しいことにTRYできる環境を楽しむ日々

先輩社員から現場で指導を受ける。

「私は音響の専門学校を出ているわけではないので......」と話す5年目の川村さん。現在は東京国際フォーラムで音響を担当している。異動して3年目、任されることも増えてきて毎日が充実しているという。その理由を聞くとこんな答えが返ってきた。

「大型ホールは、機材も多く今まで触れることのなかったものもたくさんあります。その中でやること、やれることが増えてきて、学ぶことも相変わらず多くて、でも前向きな気持ちで『やらなきゃな!』と取り組めています。この状況を楽しめているのは、きっと新しいことにTRYし続ける環境だからなんだと思います」

好きなバンドと同じフィールドで働きたい

オペレートの様子。

川村さんは音響の知識はなかったが、大学時代まで続けた吹奏楽の経験がある。楽器はアルトサックス。その経験から、就活では「音楽に関わる業種」に絞り込んだ。「実は好きなバンドがいて、直接関わるとかではなく、音響なら同じフィールドにいられるなと思ったもの理由の一つです」と、笑って当時を振り返る。

もう一つ指標にしたのは、正社員として働けるかどうか。PACのことを知り、大小さまざまなホールや劇場、メジャーホールなどの施設管理を請け負っていることもプラスイメージにつながったという。

「公共ホールでの仕事は、演じる方たちの『アレがしたい』『コレがしたい』という要望を直接聞きながら、仕事ができるのがいいところです。大型ホールは複数の部署が関わっていますので、命令系統の中で業務を行います。ですが、プロの表現者との仕事も多く、催事への考え方から音のつくり方がすべて新鮮です。公演にかける本気度はどちらのホールのお客様も同じなんですけどね」

目に見えない音をどうつくるかを学ぶ中で

お客様の公演にかける意気込みに違いはない。けれども求められる技術が異なる。そう感じながら現在を過ごしている川村さんは、日々先輩の所作を見て"音づくり"のヒントを盗んでいる。機材をどう使ってその音を出しているのかを確認するしかないからだ。

「実は楽器も同じなんですね。(音は)見えないし、好みも違うし、人によって言い方も違います。先輩のつくった音を聞いて、指使いを真似して、耳と目で、音を自分のものにしていきます。出来上がった音を聞いて、何が好き、何が嫌いなど、私自身の音に対する価値観を形づくっていく作業になります」

そんな彼女の目標は、自分の仕事をこなしながら、外部の仕事を取ってくること。さらに、舞台監督からのキュー出しがなくても舞台上の動きから音を出すこと。どちらも認められないと実現できないことである。そんな挑戦する日々を今日も楽しんでいる。

PACのことをもっと知るために